2月の株式市場の振り返り

2月の振り返り

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12月末の暴落が嘘だったかのように、株価が戻っています。

市場心理とは実に、移り気ですね。

12月末の市場心理悪化理由を振り返ってみると、①景気悪化懸念があるにも関わらず、FRBが利上げ姿勢を続けていること、②米中貿易戦争の悪化、③イギリスEU離脱問題が進展しないこと、という3点セットだったように思います。

それから何が変わったのでしょうか。

一番大きいのは①、FRBが株価下落を受けてか方針転換して、利上げを停止しました。

FRBが利上げを停止すると、日本との期待金利差が縮小するので円高圧力となり、日本輸出企業にはネガティブかなと思いきや、株価は順調に反発してます。

②と③に関しては、特に進展がないように思うのですが、市場は随分と楽観的になってきているように感じます。

景気敏感企業の業績は、日本電産の下方修正を皮切りに、2018年10-12月四半期でかなり悪化していました。

2018年10-12月四半期から業績回復を見込まずに2020年3月期予想を作った場合、2019年3月期に対して20%くらい減益になるのではないでしょうか。

その一方で、日経平均は2018年10月の24000円高値から、10%安い水準にあります。

個人的には、業績悪化が十分に織り込まれていないように感じて違和感があります。

米中貿易戦争は無事解決して、中国政府が景気刺激策を発動して回復、米国は利上げもなくなったし景気後退はない、という楽観的なシナリオが主流でしょうか。

イギリスのEU離脱問題や、日本では消費税上げというリスクイベントも控えていますけどね。

相場観やマクロを考えすぎても良いことはないので、丁寧に個別銘柄を調べていきましょう。

みなさまにとって、良い3月となりますように。

Happy Investing!!

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