点から線へ、線から面へ

地理のK先生

武蔵中高には、個性的な先生たちがいましたが、地理のK先生もそんな一人です。

授業で一番記憶に残っているのは、旅行体験談です。

お酒好きのK先生、イスラム教の国、バングラデシュで苦労してお酒を探した話。

「お金を恵んで~」と現地の子供に囲まれたから、持っていた小銭を全て投げてみたという話。

その場面を想像するだけで、ワクワク楽しくなります。

面白い話を聞かせてくれたことで、広い世界への興味を養ってくれたという点で、最高の教育者だったと感じています。

点から線へ、線から面へ

そんなK先生の言葉で、印象に残っているものが、「点から線へ、線から面へ」です。

北海道の実習に、飛行機で行くか、電車で行くか、という話だったように思います。

飛行機は速いが、空港から空港という点から点の移動に過ぎず、情報量は少ない。

電車は遅いが、線路に沿って線で移動できるから、情報量が多い点で豊かである。

さらに、電車で移動しながら、目の前の事しか見ていないのは、線に過ぎない。

もし、現在見えていることから、過去や将来にまで思いを馳せることができれば、線から面になり、またまた情報量が豊かになる。

まとめ

一つの事実は点に過ぎませんが、そこから時間軸、空間軸、産業軸、を加味することで、豊かな3次元の絵が立ち上がってきます。

既知を積み重ねた先にある、未知への想像こそが投資の楽しさだと思っています。

久しぶりに武蔵中高のHPを訪問したら、2019年4月より新しい校長先生を迎えるそうです。

私の大好きな武蔵中高が、ますます良い学校になりますように。

K先生、ありがとうございました。

Happy Investing!!

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