岡山県の備前信用金庫と日生信用金庫の合併ニュースで考えた

岡山県の備前信用金庫と日生信用金庫が合併

日経新聞ニュースによると、岡山県の備前信用金庫と日生信用金庫が2020年に合併予定だという事です。

備前信用金庫日生信用金庫の両ホームページには3月1日付けでニュースリリースが出ていました。

両信用金庫の概要

まず、ニュースリリースから、両信用金庫の概要を確認してみました。

業歴70年、預金高1000億円、貸出金500億円、役職員120名、店舗数10と、よく似た規模感の信用金庫のようです。

合併の基本合意事項

同じくニュースリリースより、合併の基本合意事項を確認しました。

対等合併であり、本店は備前信用金庫に置くが、理事長は日生信用金庫の木下さんが務めることで、バランスを取ろうとしているように感じます。

また、職員は存続金庫において引き続き雇用するそうです。

考え事

両信用金庫の経営状況を確認してみました。

備前信用金庫(2018年3月ディクロージャ―より)

日生信用金庫(2018年3月ディスクロージャーより)

経営を立て直すには、売上を上げるか、コストを下げるかですが、急激に売上を上げる妙案があるようには思えません。

コストを下げるには、支店の統廃合や人員削減が中心になりそうです。

既に両信用金庫とも過去5年で職員数が減ってきていますが、合併の基本事項に、「職員は引き続き雇用する」と明記されており、コスト削減効果は未知数です。

しかし、両信用金庫に体力があるうちに合併しようという経営陣の判断は、評価できます。

高森理事業、木下理事長とも、2015年に就任されたようで、新しい考えのできる理事長が揃ったことで、合併が実現したのではないでしょうか。

統合によって、ますます優れた金融機関になりますように。

Happy Investing!!

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