上海旅行(ブランド)

上海では、ブランド品を身にまとった人が多くて驚いた。しかも、ブランド名を積極的に見せようとするのが、発展したばかりの国の特徴だと思う。Nikeの靴はもちろん、オニツカタイガーも多い。高齢者がNorth Faceを着ていることには驚いた。自分で買っているのか、子供からプレゼントされたのか?

若い女性はLui Vuittonのロゴがしっかり見えるバッグを持つ。日本でも1990年代に女子高生が背伸びして買っていたことが懐かしい。可処分所得が伸びたときに、まずはブランドを買ってみたくなる。買えるようになった自分をアピールしたくなる。だからブランド名がしっかり周りに見えることが大事。そういうフェーズにあるのだなと感じた。Lulu lemonにしろ、Arcterixにしろ、全身をブランドで固めた人が目につく。

統計をみると、2025年に中国は世界の高級品市場の25%シェア。一人あたりGDPが12000ドルで既にこのレベル。日本が34000ドル。これから経済成長が上海など大都市から内陸都市へと波及していくと考えると、一人あたりGDPが20000ドルには届きそう。世界高級品市場の40-50%シェアを占める日もくるのではないか?唯一対抗できるとしたらインドだが、一人あたりGDP2500ドルとまだ発展段階の初期ステージ。しばらくは中国頼みが続くのだろう。

グローバルブランドにとって、中国消費者は最重要だと再認識。インド人も同じようにブランド消費してくれるのだろうか?

共産党第1回会合場所の前にLululemon店舗
見たことないほど巨大なAppleとArcteryx店舗
上海若者5人全員Nikeエアフォース。制服みたいに世界中が同じファッションになっていく。